2017/12/3
LoRa Arduino 開発シールド AL-050を使って以下のような手順でLoRaWanの通信確認を行う。
①Solacomユーザ登録
②SoracomユーザコンソールからAL-050を購入
③AL-050が到着したらユーザコンソールで受け入れ処理
④ユーザコンソールで以下の設定を行う
・グループを作成
・デバイスをグループに割り当て
・グループの設定でSORACOM LoRa Spaceを利用する、SORACOM HarvestをONに設定
⑤AL-050をArduinoに設置
⑥GitHubからArduino library for LoRaWAN DeviceをZIP形式でダウンロード
⑦Arduino Desktop IDEでArduino library for LoRaWAN Deviceをインストール
⑧IDEでサンプルスケッチをコンパイルして本体に送信
⑨IDEのシリアルモニタで状態確認
Connecting … sendCmd:
> sendCmd: mod factory_reset
>> Ok
> sendCmd: mod set_echo off
mod set_echo off
>> Ok
> sendCmd: mod save
>> Ok
> sendCmd: mod reset
> TLM922S <
> sendCmd: mod get_hw_model
>> TLM922S-P01A-117032200304
> sendCmd: mod get_ver
>> V1.3.2-ar-Jun 8 2017-13:48:03
> sendCmd: lorawan get_deveui
>> 000b78fffe050b00
> sendCmd: lorawan join otaa
>> Ok’lorawan join otaa’ Failed (1/0)
sendCmd: lorawan join otaa
>> unsuccess
エラー。lorawan join otaaは認証のコマンドと思うが、そもそも電波の問題なのか証明書の問題なのかよくわからない。
2017/12/7
東京駅至近の場所で接続したら問題なく接続できた。
sendCmd: lorawan join otaa
>> accepted
> Sending … Hello! LoRa
sending ‘Hello! LoRa’ to port 1
lorawan tx ucnf 1 48656c6c6f21204c6f5261
sendCmd: lorawan tx ucnf 1 48656c6c6f21204c6f5261
>> Ok
>> tx_ok … sent.
やはり電波が届かないという事象だった。接続できなかった場所は下図の赤丸のあたり。薄い青の円がゲートウェイからの1Km圏内。実質ゲートウェイから1Km圏内くらいでないと厳しいということか。サポートによると都市部は建物やビルの状況により特に室内では理論的には電波が届く場所でも繋がりにくくなる場合があるとのこと。正直もう少し距離が出るのかと思っていたし、そうでないならもう少し共有ゲートウェイを置いて欲しいように思う。
今度Adruino持って歌舞伎座や茅場町まで散歩してみようと思う。
まだLPWAは総務省の電波の使用状況の図には載っていないが、RFIDと同じ帯域にある。
情報通信審議会情報通信技術分科会陸上無線通信委員会報告(案)
2017/12/20 追記
AL-050を持って散歩しました。八丁堀の南側(地図では下側)から京橋のほうに歩いた。京橋エドグランドのあたりに共用Gatewayがあるらしいが、電波がちゃんと届いたのは昭和通りの前あたりまで。昭和通りを超えると殆ど受信できなかった。800メートルくらいでしょうか。昭和通り付近に特に高い建物があるわけではない。
昭和通りは図でいうと清水建設本社から京橋公園を結んでいる大通り。
共有Gatewayの利用については、現状ではLoRaを使いたい場所がたまたまLoRa Gatewayのそばであるというようなケースでないと難しくて、基本的にはセルラーを選択することになるのではないだろうか。